冬のソナタとともに始まった韓流 |
前回までのお話は「わたしを語る(1)大学生が観光局立ち上げ」からご覧くださいませね~
大学を無事卒業し、無名の観光地Gの観光局で勤務する日々が始まりました。
立ち上げたG観光局は、幸いにも政府観光局の中に設置されていました。そのおかげで政府観光局を訪ねてくる旅行業界やマスコミの方たちとご挨拶させていただく機会ができ、その後一緒にお仕事をさせていただく機会に恵まれました。
まさにコバンザメのような、パラサイトのような存在です。
この経験で海外事務所は単独で出さずに関係機関の中や同じビルなどに設置して、情報やネットワークの面で協力を得やすい環境に置くのがよいという教訓を得ました。(この話はまた後日・・・。)
とはいえ特に知られていないG観光地。主要空港からもバスを数時間走らせないといけないようなところ。これからどうやってPRしていこうかと悩んでいるところに、「NHKが衛星放送で韓国ドラマを放映する」というニュースを耳にしました。
それが韓流ブームのさきがけになったドラマ「冬のソナタ」でした。
当時、韓国のドラマが流行るなんて信じられなかったときのことです。でも「冬のソナタ」が自治体Gで撮影されていたと知り、これを使わない手はないと思いました。
そして実は台湾やシンガポールなど他のアジアの国ではすでに人気のあるドラマであることを本国から聞き、これをネタにPRするしかない!と思い、まずはドラマ「冬のソナタ」が放映されることをPRしはじめました。
観光局に来る業界の方たちに「今度韓国のドラマがNHKで始まるんですよ~」と言っても最初は誰もが「ふーん、そうなんですか」「韓国のドラマ!?そんなの面白いの??」という反応でした。無理もありません。
「ドラマのあの並木道はどこなの!?」 とお問い合わせが殺到 |
ところが放送が始まって数ヶ月が経つうちに、一般の方から電話が頻繁にかかってくるようになりました。これまでにはなかったことです。
このときから忙しい日々を過ごすことになります。
Lesson Learned: 海外事務所は協力が得られそうな関係機関内や近くに作ること。単独では出さない。(もちろん、ターゲット層のいる場所に出すことも大事)
わたしを語る (4) に続きます~
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