2014/11/12

わたしを語る(4)初めてのファムツアー



FAMツアーにご参加の旅行業界・マスコミの方たち(博物館にて)


話は前後しますが、大学に通いながら仕事をしていたときの話です。事務所開設が終わった翌月、初めてファムツアーに参加することになりました。

ファムツアーというのは、旅行ツアーの商品化やマスコミでの紹介をしてもらうことを目的に、旅行業界やマスコミの方を招待する視察旅行のことです。

わたしはファムツアーの主催者側の人間なので、同行・アテンドすることを期待されているを感じ少し緊張しましたが、日程で訪れる予定の観光地のことを事前に調べて準備をしていました。

出発当日。空港国際線の集合場所に参加者が続々集まりました。比較的小規模のファムツアーで参加者はわたし以外に4名ほどでした。ここでトラブル発生。参加者のお一人、大手旅行会社の課長さんの航空券のお名前のスペルにミスがあり、正しくないお名前が印刷されていました。

課長さんはおそらく50代、学生時代はほとんど接することのなかった世代の方です。気難しい方で怒られたらどうしようと焦りましたが、すぐに間違いを謝罪し、その場で航空会社の方に間違いを修正してもらい事なきを得ました。

すぐに謝って対応したのがよかったのか、課長さんは気分を害されることなく、その後の日程もにこやかに過ごしていただき、新人のわたしとしては本当に救われる気持ちがしました。

ファムツアー中はこちらがアテンドする立場にもかかわらず、入社間もない立場ということで、参加者の旅行会社の企画担当者の方々には本当に親切に暖かく接していただき、無事にファムツアーを終えることができました。

このときに学んだのはどんな役職の方でも「人」だということです。何か起こっても真摯に迅速に対応すれば常識のある方なら理解していただけるし、応援してくださると思います。そして立場や年齢の違う方々でも、こちらから関心を持って接していけば、心を開いてくださるということです。


Lesson Learned: 役職や年齢の違いに囚われず、相手に興味を持ち、誠意をもって人と接することで人間関係を築くことができる。


次回に続きます~


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